帳票を含めた基幹システムが、新しい技術に対応するために、必要なものは何かを説明します。
OS
業務アプリの稼働環境、プリンタ環境と使い分ける
OSは、CPUと同じようにシステムの性能を左右する重要なコンポーネントですが、上に載せるアプリケーションの種類や技術を規定するものであり、将来のIT計画にも影響を与えます。以下、基幹/帳票システムに焦点を当てて、OSと帳票システムとの関連を解説していきます。
Windowsのメリットは、技術そのものの継続性が高いこと、データベースまで含めてシステム全体の環境を整備しやすいこと、アプリケーションの種類や開発支援ツールが充実していることなどが挙げられます。特にアプリケーションに関していえば、海外のデファクトスタンダード製品への対応はもちろん、「帳票」という日本企業独自のニーズも重視し、Windows OS+各種アプリケーション+帳票システムの連携について、綿密な検証を行っているので、信頼性は保証されています。
一方、Linuxは、コストメリットの点で注目されているほか、技術進歩により基幹システムへの採用が進んでいます。中でもニーズが高いのが、ファイル共有/プリンタ共有分野です。「基幹システムのアプリケーションサーバは、どうしてもコスト削減できない」というケースでも、たとえば帳票出力部分にLinuxを採用することで、トータルコストを抑制できます。こうしたニーズに応えるべく、帳票ソフトウェアとLinuxによる協業ソリューションが提供されています。
- OSに関連するソリューション
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帳票設計・運用
- Microsoft Windows(マイクロソフト株式会社)
- MIRACLE LINUX(ミラクル・リナックス株式会社)
- Turbolinux(ターボリナックス株式会社)
開発言語
レガシー資産を活かし、オープンな帳票と連携
多くの企業で稼働しているレガシー資産。その多くは、COBOLで実装されたビジネスプロセスです。もし、旧来のCOBOLプログラムがまったく役に立たなければ、その資産を廃棄し、最新技術で新たなシステムを組むことも可能ですが、稼働しているCOBOLプログラムは、「その会社にとって、なくてはならない仕組みだから、現在でも活用されている」わけです。
とはいえ、周辺システムがすべてオープン環境で統一されてきたり、運用コストの観点から、どうしてもCOBOL資産を最新技術のアーキテクチャに置き換えなければならない事態も発生するでしょう。そんな時、問題になるのが、オープン環境での帳票出力です。帳票システムがあれば、出力は可能ですが、その性能がメインフレームの出力環境以下であれば、せっかく新技術へと移行しても、いい結果は期待できません。元のビジネスロジックを活かし、さらなる業務向上がのぞめなければ、せっかくの資産も文字通り“宝の持ち腐れ”となってしまいます。
レガシー資産を活かして、新たな技術との融合を図るには、COBOL資産を.NETやJavaなどの最新プログラムへとスムーズに置き換える開発環境と、メインフレームに負けない帳票出力環境とのタッグにより、より効果的に実現できるのです。
- 開発言語に関連するソリューション
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帳票設計・運用
- JRuby(伊藤忠テクノソリューションズ株式会社)
- Micro Focus COBOL(マイクロフォーカス株式会社)
開発支援ツール
最新技術の実装から基幹連携まで、帳票周辺の開発を支援
システム開発は、アプリケーションそのものを開発するための開発環境から、データ設計ツール、システム間連携を図るためのツールなど、さまざまなツールを駆使して進められます。最近は、ERPパッケージの活用により、ゼロからシステム全体を構築することは少なくなりましたが、やはり要所要所でカスタム開発は必要になります。中でも、帳票周辺の開発は、パッケージ導入/カスタム開発のポイントになります。帳票は企業ごとに異なるニーズがあり、そのデザインや必要となるデータ、出力タイミングなど、さまざまな要件が存在するからです。
そのため、帳票設計/出力を司る帳票システムが、どのような開発環境と組み合わせることができるか、それによってどのようなソリューションが生まれるか、詳しく知る必要があります。たとえば、既存ERPとの連携であれば、データ連携ツールとの親和性が重要ですし、業務プロセスから必要とする帳票を設計するのであれば、上流工程を支援するツールが必要です。このように、システム開発全体の中で、帳票開発を考えることで、より使い勝手のよいシステムが構築できます。
- 開発支援ツールに関連するソリューション
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帳票設計・運用
- Zend Platform(ゼンド・ジャパン株式会社)
- JClass ServerChart(グレープシティ株式会社)
- QuiQpro-Web(株式会社富士通システムソリューションズ)
- XupperII(ケン・システムコンサルティング株式会社)
.NET
基幹システムの新たなプラットフォーム
ミッションクリティカルな基幹システムのプラットフォームとしての地位を確立しつつある.NET。.NETは、サーバOSやデータベースを含んだ新しいシステム環境であると共に、開発・実行環境としてのランタイム、クラスライブラリ、フレームワーク、そして開発言語を持つプラットフォームです。
現在、Windows2000以前の環境で稼働しているシステムも、徐々に.NET環境へと移行しつつあります。この旧Windows環境にある資産を.NET環境へとスムーズに移行すると共に、旧Windows環境の帳票システムも.NETへと対応させなくてはなりません。 まず、.NET対応した業務システムを構築するには、.NET対応済みの業務パッケージを導入したり、ビジネスロジック移行を支援するツールなどが必要になります。そして新しい業務システムから、帳票出力を実現するには、.NETに対応した帳票システム、もしくは即.NET環境に移行できる柔軟性を備えた帳票システムが必要です。
ちなみに、帳票システムとは、新しい技術環境に対応するだけでなく、「その環境で大量出力を実現できるか」「安定稼働するか」という要件も必要です。そうした意味では、帳票システムを基幹システムとして捉え、.NET環境での安定稼働が保証された製品を選ぶべきでしょう。
- .NETに関連するソリューション
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帳票設計・運用
- CrossMission(東芝テック株式会社)
- GRANDIT(インフォベック株式会社)
- Microsoft(マイクロソフト株式会社)
- PCA Dream21(ピーシーエー株式会社)







