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用語集

SAP R/3
SAP R/3
SAP(エスエーピー)が提供しているERPパッケージで、「R/3」とだけ表記することも多い。「エスエーピー アールスリー」もしくは「アールスリー」と呼ばれる。“R”はリアルタイムの意。現在、同社からは最新ERPパッケージ「mySAP Enterprise ERP2007」が提供されているが、今日でも多くの企業で導入されているのはこのR/3である(詳しくいえば、R/3のバージョン4.6xであることが多い)。
R/3は、専用の開発言語ABAP(Advanced Business Application Programming、アバップ)を用いて開発される。COBOLに似た手続き型言語仕様を採っており、業務プロセスの記述に強い。また、ほかの業務システムとの連携用にBAPI(Business API、バッピ)と呼ばれるインターフェイスを備えている。R/3内に記述された業務プログラミング(ビジネスオブジェクトと呼ばれる)にアクセスするためのAPIである。なお、R/3のインフラ管理ツールとしては「BASIS」(ベーシス)があり、ABAP・BAPI・BASISの習熟がR/3エンジニアのスキルアップにつながる。
R/3はこのように、独自仕様の体系を採っていたが、後継製品の「my SAP Enterprise」シリーズより、Java、.NET、XML、SOAPに準拠し、標準技術対応を積極的に表明している。同社のERPパッケージまたはほかのJavaアプリケーション開発・稼働環境として、Webアプリケーションサーバ「SAP Application Server」をリリースし、同社製品を核としたSOA構築基板として「SAP NetWeaver」(エスエーピー ネットウィーバー)を提供。これにより、ERPパッケージ本体も、「全部の機能がつながった業務パッケージ」ではなく、「各業務システムに必要な機能を集約したライブラリ群」のように柔軟性が高くなった。
なお、R/3時代からSAP製品導入の肝となっているのが帳票開発である。一説によると、ERPパッケージ導入時の帳票開発工数は全体の40%を占めるといわれているが、それはR/3に限らず、海外製品は得てして日本型のきめ細かい帳票設計・出力機能がやや不足しているからである。そのため、SAPのERPパッケージからのデータを専用の帳票システムと連携させ、出力する方策を採ることが一般的。その主要技術として、BAPI・SAP NetWeaverが使われている。

関連用語
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